必要部品一覧


温度センサについて

温度センサとしてサーミスタを用いられることがある。
サーミスタは安価で入手しやすい反面、温度への変換式が複雑である。
今回はサーミスタより高価ではあるが、計算式が至って単純なIC(LM61CIZ)を使用する。
LM61CIZは温度が0度の時に600mVを出力するようになっている。
これはマイナスの温度になった場合でもマイナスの電圧にならないようにするためである。
LM61CIZでは1度あたり10mVの変化がある。
+25度の場合:600 + 250 = 850mV
-25度の場合:600 - 250 = 350mV
また、このセンサーでは分圧抵抗を使用しなくても良く、電源を接続するだけで使用できる。
電源も2.7~10Vと幅広く対応しており、電源の電圧が変わっても出力される電圧は0度の時600mVのままである。

電子回路

回路図

ブレッドボード回路図


プログラム

温度を計測するプログラム

TEMP_ADC = 6
adc = ADC.new()
adc.ch(TEMP_ADC)
temp = 0
while true
  adc.start
  v = adc.read_v
  adc.stop
  temp = (v-0.6)*1000/10
  puts("temp:" + temp.to_s)
end
      

例題: